「夜、なかなか眠れない」「眠っても途中で目が覚める」「寝ても疲れが取れない」――そんな悩みを抱えていませんか?
睡眠の質を上げるには、ただ早く布団に入るだけでは不十分。実は夜に“何を食べるか”も、睡眠に大きく影響します。
今回は、私が夜のおやつにおすすめしたい【豆乳×黒蜜ゼリー】をご紹介。その理由は、ただおいしいからではありません。この組み合わせには、科学的にも睡眠をサポートする要素がたっぷり詰まっているんです。
睡眠ホルモンの材料は「トリプトファン」
まず、豆乳には「トリプトファン」というアミノ酸が豊富に含まれています。このトリプトファンは、脳内で“幸せホルモン”とも呼ばれるセロトニンに変わり、夜になると**睡眠ホルモン「メラトニン」**へと変化します。
このメラトニンこそが、私たちの眠気を自然に引き出し、深い眠りへと導いてくれるカギとなる物質。
つまり、豆乳を夕方〜寝る前の時間帯に適量とることで、質の高い眠りをサポートできるのです。
黒蜜に含まれるミネラルがリラックスをサポート
黒蜜(黒糖)は白砂糖に比べて精製度が低く、マグネシウム・カルシウム・カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
これらのミネラルは、自律神経のバランスを整える働きを持っており、心と体をリラックスさせるのにとても役立ちます。
とくにマグネシウムは「天然の精神安定剤」とも呼ばれ、ストレスや緊張で興奮した神経をやさしく落ち着かせてくれます。
やさしい甘さが“脳の安心感”を生む
寝る前に甘いものを少しだけ食べると、「満足感」や「安心感」が生まれて、心がふっとゆるみますよね。
黒蜜は白砂糖に比べて血糖値の上昇が緩やかなので、血糖の急変動による眠りの妨げが起きにくいのもポイント。
ほんのりとした甘さが、脳をやさしく包み込むようにリラックスさせてくれる。そんな効果が期待できます。

豆乳×黒蜜ゼリーはこんな人におすすめ!
- カフェインを避けたいけど甘いものが欲しい
- お風呂上がりに、体にやさしいおやつが欲しい
- 睡眠サプリに頼らず自然な方法で眠りたい
- 翌朝すっきり目覚めたい
このゼリーは、胃に負担をかけず、罪悪感なく食べられる“夜のお守りスイーツ”。冷蔵庫で作り置きしておけば、疲れた夜でも手軽に心と体を整えることができます。
黒蜜×豆乳のとろけるゼリー
材料(2〜3人分)
材料 | 分量 |
---|---|
無調整豆乳 | 250ml |
ゼラチン(ふやかし不要タイプ) | 5g |
水(ゼラチンを溶かす用) | 50ml |
黒糖(粉末)または黒みつ | 大さじ1〜1.5(お好みで) |
バニラエッセンス | 数滴(お好みで) |
トッピング(お好みで):
- 黒みつ(追いがけ用)
- きな粉
- カットバナナ・くるみなど
作り方
- 小鍋に水を入れて温め、ゼラチンを完全に溶かします(弱火〜中火)。
- 火を止めたら、豆乳と黒糖を加えてよく混ぜます。
- バニラエッセンスを加え、全体が均一になったら容器に流し入れます。
- 冷蔵庫で2〜3時間冷やして固めます。
- お好みで黒みつやきな粉、フルーツを添えて完成!

まとめ:眠りを整える「夜のおやつ習慣」
「睡眠の質を上げたい」と思ったら、生活リズムや寝具を見直すだけでなく、夜のおやつの“質”にも注目してみてください。
豆乳と黒蜜のシンプルな組み合わせでも、栄養的にはしっかりと睡眠サポートの理論に基づいていることがわかります。
心がホッとするおいしさで、ぐっすり眠れる夜を手に入れてみませんか?